ブログの売上を月1万円 ⇒ 30万円にするには、
- 集客数
- 成約率
- 商品単価
のいずれかを上げていけばOKと説明しました。
この3要素の中で、実は最も簡単なのが商品単価を上げることです。
1,000円で販売しているのを1万円に変更して購入数が変わらなければ、売上は10倍になります。
では、どうすれば商品単価は上げられるのでしょうか。
ここでは、商品単価を上げるコツを教えます。
加えて、価格決めの方法や、高額で販売しやすくなるマインドセットを手に入れておきましょう。
商品単価を上げる3つの方法
結論からいうと、以下3点を意識すれば、商品単価は上げられます。
- 提供する価値を大きくする
- 稼ぎやすいジャンルにする
- 商品のクオリティを上げる
1つずつ解説していきますね!
1.提供する価値を大きくする
商品単価を上げる最も確実な方法は、提供する価値を大きくすることです。
要は、高くても欲しいと思われる価値を提供するってことですね。
例えば、英語ブログをやっていたとして,,,
あなたが「中学英文法の基本まとめ」というnoteを売っても、せいぜい980円くらいでしか売れないかもしれません。
しかし、「3ヵ月でTOEIC450点から900点を達成したTOEICの㊙勉強法」というnoteを売っていたらどうでしょうか。
TOEICを今から勉強する人からすると、2,000円とか3,000円でも買ってくれるかもしれませんよね。
これが提供する価値を大きくするということです。
あなたが与えられる価値をもっと大きくできないか?
ということで、商品単価を上げたいなら、商品として与える価値をもっと大きくできないか考えてみましょう。
「もともとは中学英文法のまとめを売ろうとしたけど、TOEICの勉強法のほうが高く売れそうだな」と思ったら、noteを新しく作って、それを売ればいいわけです。
大切なのは、あなた自身の経験や知識を増やすこと
とはいえ、多くの人は「そんな価値の大きいノウハウなんかもってないよ」と思われることでしょう。
こればかりは仕方ありませんが、持っていない知識や経験を高く売ることはできません。
であれば、やれることは1つ。
自分がもっと行動や勉強をして知識や経験をつけていくことです。
英語ブログをやっているのに英検3級なら、まずはnoteを売る前に英検2級でも1級でも取ればいいんです。
そうやって実績や経験、知識をつけることで、自ずと単価の高い価値を与えられるようになります。
2.稼ぎやすいジャンルにする
商品単価を上げる次の方法は、稼ぎやすいジャンルを選ぶことです。
人間は、どういったものにお金を払いたくなるか、あなたは分かりますか?
主に下記の3つは、お金を払いやすいといわれています。
- お金を稼ぐ系
- 悩みが深い系
- トレンド系
自分の作った商品で値上げができないようなら、上記の3つのタイプのどちらかに絞って商品を作ってみるといいかもしれません。
1つずつ解説していきます。
お金を稼ぐ系
あなたは「誰でもできる!今すぐ10万円稼ぐ方法」があれば、いくらで買いますか?
正直、9万円でも買いたくなると思います。
なぜなら、その方法を知って10万円稼げば1万円得するからです。
これが「お金を稼ぐ系」で商品を作る最大のメリットです。
「この方法を知れば〇万円稼げる」と分かれば、人はその稼げる額のギリギリまでお金を出すようになります。
分かりやすい例でいれば、
- ブログで月100万円稼ぐ方法
- ガソスタのバイトで時給を100円アップさせる方法
- 毎月1万円のお金を浮かす節約術(実質稼いでるようなもの)
こういったノウハウは、学ぶことでお金を得するので、お金を払いやすいんですね。
ただし、「本当に稼げそうだ」と読者に思ってもらうことは大切です。
そこらへんは、あなたのプレゼン力や実績などが試されます。
悩みが深い系
人は、なかなか解決できない深い悩みを持っていて、その悩みを解決できるのであればいくらでもお金を払います。
例えば、恋愛、健康、コンプレックスなどは、大きな悩みにつながりやすいです。
より具体的にいえば、
- 元カレと復縁する方法
- 男性向けハゲ治しサプリ
などですね。
悪徳業者は悩みが深い層を狙っている
ウワサによると、悪徳業者は「ガンが治る」といって、効果のない水なんかをガン患者に高額で売っていたりするそうです。
しかも、その水、普通に考えれば「おかしい」と気づくはずなのに、末期ガンの患者は、とにかく買って試してみるらしいんですね。
これくらい「悩みが深い系」ってのは購入意欲を煽りやすいんです。
もちろん、悪徳業者のように効果のないものをさも効果のあるように見せかけて売るのはやめましょう。
とはいえ、悩みが深いテーマでアプローチできれば、商品は高くても売れやすくなります。
トレンド系
世間がブームになっているテーマで商品を作るのも、お金につながりやすいといえます。
ちょっと前でいったら仮想通貨ですね。
ビットコインとか、「これから上がる銘柄」とかは、そこらへんの会社員が普通に調べて商材を買ったりしていました。
これからならNFTとかは熱くなるかもしれません。
こういった感じでトレンドをテーマに発信すると、購入意欲の高い人をたくさん集められます。
3.商品のクオリティを上げよう
商品単価を上げる3つ目の方法は、商品のクオリティを上げることです。
地味な施策ではありますが、誰でもできて効果も高いのが特徴。
例えば、商品のテーマは同じでも、
- テキスト/画像の量を増やす
- コンテンツを動画にする
- WordPressで商品を作る
- サポートをつける
- おまけをつける
といった方法が取れます。
1つずつ解説していきますね。
テキスト/画像の量を増やす
説明するまでもありませんが、テキストや画像の量を増やせば、その分ボリュームが増えるので商品単価は上げやすくなります。
1,000文字のノウハウ本より、1万文字のノウハウ本のほうが、お金を払いやすいですよね。
少しでも読者が分かりやすく、詳しく学べるように工夫してみてください。
追加できる項目があれば随時更新していくと、自然とボリュームは増えていきます。
コンテンツを動画にする
発信内容は同じでも、テキストや画像よりは、動画のほうがウケがいいです。
やっぱり動画コンテンツがあると、「なんかこの商材は手が込んでるな」と感じてもらいやすいんですね。
動画といっても、別にあなたが顔出しをする必要や、複雑なテロップなどを付ける必要はありません。
(もちろんできるにこしたことはないですが)
例えば、ぼくの場合は、パワーポイントを画面録画して、そこに音声を入れて動画を撮っています。
テキストよりは手間がかかりますが、編集も簡単なので、意外とサクッと実践可能です。
テキストを読むのが苦手な層にもアプローチできるので、一石二鳥といえるでしょう。
動画コンテンツの作り方については、「動画コンテンツの販売方法」で解説しています!
WordPressで商品を作る
ぼくが提供している「稼げるブログ構築法」のように、Wordpressで商品を作るのも、オススメです。
noteと比べると、
- 装飾が多くデザイン性が高い
- 情報量が多ければカテゴリ分け可能
などのメリットがあります。
ブログを作成したことのある方なら、また新しいブログを作成するつもりで、作ったらいいだけです。
最初のうちは、noteを決済代わりにして、noteの有料部分に作成したWordpressのリンクを貼ればいいでしょう。
また少し難しくなりますが、ブログ内でStripe決済を導入するのもアリです。
詳しくは「note以外の決済手段」をご覧ください。
サポートをつける
サポートをつけると、商品単価を上げやすくなります。
例えば、「飲食経営の始め方」というnoteを作ったとき、ただ情報を売るだけではなく「購入者はLINEを通して筆者へいつでも飲食経営に関する相談ができます」といったサポートをつけるわけです。
そうすれば、ただ本やネットで調べるのと違って、「気になった疑問はいつでも解決できる」という価値を届けられますよね。
相手の安心感にもつながります。
おまけをつける
おまけをつけて商品全体のクオリティを上げるのもオススメです。
よくテレビショッピングでやってますよね。
「今ならなんと!これもおつけします!これもおつけします」といった感じで。
あれです。笑
例えば、「美味しいコーヒーの淹れ方」というnoteを販売するついでに、「今ならぼくのオススメのコーヒー豆の紹介動画もプレゼントします」といった感じにするわけです。
そうすれば、もともとの値段より少し商品単価が高くても、読者は商品を買いやすくなります。
商品の価格決めの方法
商品のクオリティをあげたり、ボリュームを大きくしたりして、「これで商品の価格を上げられるぞ」となったとき、多くの人が悩むことがあります。
それが「いくらに値上げしよう?」ってことです。
あなたの商品は、あなたが自由に値段を決められます。
では、どのようにして値段を決めるのか、その3つの方法を教えますね。
結論からいうと以下3つの考え方があります。
- 目標売上から導き出す
- 競合の値段から導き出す
- 相手のメリットから導き出す
1つずつ解説していきますね!
目標売上から導き出す
価格設定の1つ目の方法は、目標売上から導き出すことです。
売上は下記の3原則の計算式で成り立っていることは繰り返し伝えています。
売上=集客数×成約率×購入単価
このうちの、集客数と成約率を先に仮入力したうえで、購入単価を決めるのが目標売上から導き出す方法です。
例えば、売上の目標が30万円だとして、集客数は1,000、成約率は10%だと先に仮定します。
すると、下記のような式が成り立ちます。
30万円=1,000×10%×購入単価
目標売上、集客数、成約率の値を動かせないとすると、自ずと購入単価は3,000円になるはずです。
であれば、「目標売上を達成するには最低でも3,000円で売らなければならないな」と分かりますね。
このように、目標売上を先に決め、集客数と成約率をある程度考えられるマックスの値にすれば、一番自由に動かせる購入単価(商品の価格)を決めることができます。
競合の値段から導き出す
商品単価を決める次の方法が、競合の値段から導き出す方法です。
なにやらカッコよく言っていますが、要は競合の似た商品と価格を合わせる、ってことですね。
例えば、あなたが「飲食店の始め方」というnoteを販売した場合、他の起業塾やセミナーの値段を調べればいいわけです。
インターネットで検索したらいくらでも出てくるでしょう。
そのセミナーの相場が5,000円くらいで、自分も与えている価値では負けてないなと思えば、同じ5,000円くらいに設定しましょう。
「自分のほうがもっとたくさんの情報を与えてる」と思えば、競合よりも高く設定すればOKです。
書籍と比べるのはNG!
ちなみに、あなたのコンテンツ価格を上げたいなら、書籍と比べるのはNGです。
多くの人は「テキスト媒体だから本が自分の競合かな」と思ってしまいます。
しかし、本の価格はせいぜい1,000~2,000円ほど。
これでは、自分の商品の価格を上げづらくなりますよね。
そもそも本という媒体は、薄利多売のビジネスです。
つまり安く販売する代わりに何万部と刷って収益を得るわけですね。
でもあなたの商品を何万個も売るのは難しいはず。
だから、本と比べて価格を下げてしまうのはNGなんです。
もし比べるのであれば、動画コンテンツやサポートなどを増やして「スクール」や「セミナー」などと比べましょう。
そうすれば、商品単価は何千円~数万円まで上げやすくなります。
相手のメリットから導き出す
個人的に最もオススメの価格設定の方法が、相手のメリットから導き出す方法です。
あなたの商品を買って、相手が得られるメリットと同等くらいの価格を設定します。
例えば、「飲食店の始め方」というnoteを出したとしましょう。
そのnoteを読むことで、相手はどのようなメリットを得られるのか、書き出してみます。
ここでのポイントは「表面上のメリットだけではなくあらゆるメリットを考え抜くこと」です。
例えば、「飲食店の始め方が分かる」ってのは大きなメリットの1つではありますが、それだけでは価格決めが難しくなります。
お客様に「飲食店の始め方が分かる」というメリット1つだけをアピールしても、高額商品は買ってもらえないでしょう。
ぼくなら、
- わざわざ起業塾などに行かなくてもスマホ1台で飲食店の始め方が分かる
- スマホですぐ学べるから明日からすぐに行動に移すことができる
- 飲食店の始め方が分かることで飲食店の成功確率がグッと上がる
- 成功確率がグッと上がるので何十万円という無駄金を使うこともなくなる
- 飲食店の成功確率がグッと上がれば、お金だけではなく人間関係も良好になる
- 飲食店のノウハウを学ぶことで他の事業にも応用が利くようになる
- 実際の成功者(筆者)の話を知ることでモチベーションが下がらなくなる
などなどのメリットを考えますね。
最初の「飲食店の始め方が分かる」というメリットと比べて、上記のほうが、すごくメリットを得られているような感じがしますよね。
そして、ここが重要なのですが、上記のようにたくさんのメリットを得られるなら、1,000円くらいだと即効で買いたくなりませんか?
もっといえば、9,800円でも「安い」と感じる読者が出てくるかもしれません。
あなたも、上記のようにたくさんのメリットを出すと「これなら高単価で売ってもいい気がしてきた」と思えるはずです。
これが読者のメリットから価格を導き出す方法です。
もしあなたが商品に対して高い価格設定ができないのなら、ぜひ読者のメリットを考え抜いて、「これくらいのメリットがあるなら価格が高くてもいいでしょう」と意識できるようにしてみてください。
もちろん、そのメリットを先に読者に打ち出しておけば、読者も商品を買いやすくなるはずです。
高額商品の販売に抵抗がある人へ
商品単価を上げましょう、というと「でも自分の商品を1,000円以上で売るなんて...」と抵抗感のある人がいます。
その気持ち、わかります!
たしかに慣れるまでは商品を高額で売るのは気が引けるかもしれません。
しかし、下記のような意識をすれば、あなたも自分のコンテンツを値上げすることができるはずです。
高額商品が販売しやすくなる4つの考え方を紹介します。
これでもかというくらいサービスする
自分で値上げしやすくなる最も確実な方法は、これでもかというくらいサービスすることです。
例えば、ぼくの場合、この「月30万円稼げる教材」ですが、たくさんのサービスをしています。
通常の有益な教材内容に加え、
- 有料だった教材を無料プレゼント
- 購入者限定の特別配信
- LINE24時間相談サービス
などを付け加えているわけですね。
そのため、少しくらい値上げしても「正直、このボリュームでこの価格は安い」と自分で思えます。
あなたも、サポートをつけたり、とにかく内容を増やしたりなどして、与えられる価値を大きくしましょう。
そうすれば、「え?この内容でこの値段は安すぎないか?」と思えるようになり、自分で値上げに踏み切れます。
返金保証をつける
返金保証をつけるのも、値上げしやすくなるコツです。
なぜ多くの人が商品を値上げできないかというと「この価格で満足されなかったらどうしよう」と不安になるからです。
「この価格で満足しなくてそれがクレームにつながったら...」と考えるわけですね。
しかし、返金保証をつけておけば、そういった心配はほとんど0になります。
なぜなら満足しないお客様は返金申し込みをするから。
満足しないお客様に返金すれば、お客様は損をすることがなくなり、クレームに繋がる可能性は劇的に低くなります。
返金保証は、お客様のためでもありますが、自分へのクレームを減らす、また思い切って値上げをするためのテクニックでもあるわけです。
お金を払うほうが人の学習意欲は高まる
コンテンツ販売ってのは、実は意外と値上げをしたほうが感謝されるケースもあります。
というのも、人間という生き物は、リスクを背負うことでモチベーションが高まるからです。
このリスクを背負う、という行動の1つが「お金を払うこと」。
例えば、「Webライターの始め方」という教材を、同じ内容で100円と9,800円の2パターンで売ったとしましょう。
購入者の行動力が上がるのは、どちらだと思いますか?
答えは後者の9,800円です。
なぜなら購入者には「9,800円も払ったんだから無駄にはできない」という意識が働くから。
一方で、100円で同じ情報を買っていると「どうせ100円だし内容見るのも今度でいいか」となってしまいます。
これがリスクを背負うことで変わるモチベーションです。
あなたも、本当に読者に行動してほしいなら、読者のためを思って値上げすることも重要です。
せっかく丹精込めて作ったコンテンツなら、購入者にはしっかり学んでアウトプットしてほしいですよね?
だからこそ、安い値段で売らずに、読者が行動したくなるような高い値段設定にする必要があります。
競合のレベルが意外と低いことに気づく
商品を値上げできない人の99%は、自分のコンテンツに自信がありません。
「こんなレベルの低いものを高額で売れないよ」と思っているわけです。
しかし、意外とこれは勘違いだったりします。
というのも、世の中に溢れている有料コンテンツも意外とレベルの低いものが多いから。
大手の通信講座とかも、何十万円とか払って受けてみると「え?こんな内容薄いの?」と思うことが多々あります。
つまり、あなたは自分のコンテンツを「他と比べてレベルが低い」と思っていても、実際は世の中のコンテンツのレベルと変わらなかったりするんです。
もしあなたが「自分のコンテンツレベルが低くて高額販売できない」と思っているのであれば、実際に競合のサービスのお客さんになってみるのもアリです。
自分で実際にお金を払って、競合のサービスの内容を実感してみてください。
「え?こんなレベル?」と思えば自分のコンテンツを値上げできますよね。
もし「やっぱり競合はレベルが高い」と思えば、自分のコンテンツをそれくらいのレベルに上げる努力をするだけです。
まとめ
まとめです。
ここでは、商品単価を上げる方法を紹介してきました。
商品単価を上げる方法は下記のとおり。
- 提供する価値を大きくする
- 稼ぎやすいジャンルにする
- 商品のクオリティを上げる
また、商品の値上げに踏み切れない方は、
- これでもかというくらいサービスする
- 返金保証をつける
- 値上げがお客さんのモチベに繋がる
- 競合のレベルは意外と低い
の4点を意識してみてください。
さて、月30万円の売上を目指す方法は、商品単価を上げるだけではありません。
売上の3原則を踏まえて「成約率」や「集客数」を上げる努力も必要です。
ということで、次は「集客数」と「成約率」を上げる方法も学んでおきましょう。