せっかく商品を作っても、それを認知してもらう人がいなければ意味がありません。
この認知を増やす活動こそが、集客です。
結論からいうと、ブログで集客するのは基本的に記事をどんどん書くしかありません。
当然ですが、記事を書けば書くほど、アクセスは集まりやすくなります。
ただし!
「とにかく記事さえ書いておけば集客はできる!」と思う人もいますが、その考えは少しズレています。
記事を書くのは当然ではありますが、販売しているコンテンツがあれば、最小の労力でも結果を出すことができます。
ここでは、コンテンツ販売をする際の集客方法を解説していきます。
コンテンツ販売での集客の流れ
コンテンツ販売での集客の流れは下記のとおり。
- 商品のターゲットを決める
↓ - ターゲットに合わせた発信をする
↓ - 発信の中に商品紹介を入れる
たったこれだけです。
1つずつ解説していきますね。
STEP1.まずはターゲットを決める【重要】
商品を売るうえで、最も重要なものがターゲット決めです。
これはコンテンツ販売に限らず、ビジネスの本質となる話なので、しっかり学んでおいてください。
ターゲットとは?
ターゲットとは、簡単にいうと「商品を売る想定顧客」のことです。
分かりやすい例でいうと、車のターゲットは「運転免許を持っている人」です。
しかし、一口に車といっても、種類はさまざま。
ベンツのターゲットは「お金持ち」といえるかもしれないし、スズキの軽トラのターゲットは「農家や建築作業員」かもしれません。
さらにベンツの中でもクラスの違いによって「家族連れのお金持ち」、「スポーツ好きのお金持ち」といったように、ターゲットは絞られていくでしょう。
ターゲットが決まれば商売はずっと楽になる
ビジネスをしていないと意識することはないと思いますが、売れている商品は、すべて「ターゲット」というのを明確に決めています。
言い方を変えれば、ターゲットを決めていない商品は、ヒットを作り出すことができません。
なぜなら、ターゲットを決めなければ集客で苦労するからです。
例えば…
例えば、あなたが内装からメニュー、ホームページ作成まで、あるレストランのプロデュースを依頼されたとしましょう。
下記2つのレストランがあった場合、どちらのほうがプロデュースしやすいでしょうか。
- ターゲットが決まっていないレストラン
- 子持ちの主婦をターゲットにしたレストラン
きっと、後者のほうがプロデュースしやすそうと思ったはずです。
ターゲットが決まっていないレストランをプロデュースするとなると、内装もメニューも、結局どんな風に考えたらいいか分かりません。
しかし、「子持ちの主婦がターゲット」と知っていると、どうでしょうか。
- 内装は女性ウケをよくしよう
- メニューは子ども向けも作ったほうがいいな
- ホームページには「お子様大歓迎」と大きく記載しよう
- CMを作るなら女性と子どもを出演者にしたほうがいいな
と、いろいろな面でアイデアが出やすくなるはずです。
これがターゲットを決める重要性です。
ターゲットさえ決まれば、商品の売り方や宣伝方法など、アイデアが出やすくなるんですね。
あなたの商品のターゲットは?
では、ターゲットを決める重要性を理解したうえで、あなたの商品のターゲットを考えてみましょう。
あなたはこれまでの価値提供と商品作成のフェーズで、商品を作った、もしくはアイデアを思い付いたはずです。
その商品のターゲットは誰になるでしょうか。
まずは難しく考える必要はないので、自分なりのターゲットをイメージしてみましょう。
ポイント
販売しているコンテンツのターゲットを自分なりに考えてみよう!
ターゲットは細かければ細かいほどいい
ちなみに、ターゲットは細かければ細かいほど、集客が楽になります。
例えば、あなたが「コーヒーの美味しい入れ方」というnoteを作った場合。
「コーヒー好きな人」というターゲットでも構いませんが、狭められるなら狭めたほうがいいです。
例としては、
- 深煎りコーヒーが好きな人
- コーヒー好きの女性
- コーヒーにハマッて1年未満の人
といった絞り方ができるかもしれません。
もっと絞ろうと思えば、
- コーヒーにハマッて1年未満の女性で、深煎りが好きな人
とまで限定しても構いません。
ターゲットが細かければ細かいほど、「じゃあこういう売り方をしよう」とか「こういう発信をしよう」と決めやすくなります。
結果的に集客の際のアクションも明確になりやすいんですね。
テツヤの場合
ちなみに、ぼくはWebライターの情報ブログをしていたころ、「Webライターで時給3,000円になった方法」という有料noteを販売しました。
そのときのターゲットは、
- Webライター歴1年未満で、月5万円くらいは稼げるようになったけど、それ以上なかなか収益が増えない人
というイメージで商品の売り方を工夫していました。
こういうターゲットが決まっていれば、
- 今から書く記事はターゲットに合っているか?
- この商品の価格は自分のターゲットが買いやすいか?
等を考えやすくなります。
ターゲットが決まりやすくなる2つの質問
とはいえ、「自分の商品のターゲットが決まらない」と悩む人もいるでしょう。
そんな方に向けて、ターゲットが決まりやすくなる2つの質問を紹介します。
下記の2つの質問に答えてみてください。
質問1「あなたの商品は、ズバリどんな商品か?15秒で紹介するなら?」
質問1は、「あなたの商品を15秒で紹介するなら、ズバリどんな商品か?」です。
あなたは、前回の章で商品を作ったはずです。
その商品を15秒で紹介するとしたら、ズバリどんな商品でしょうか。
例えば、ぼくが販売していた「Webライターで時給3,000円になった方法」というnoteを紹介するとしたら…
「Webライター2年目のテツヤが、計10冊以上の専門書の読破と、クライアントに怒られながらも学んできたWebライターで時給3,000円になる方法」
と紹介できるかと思います。
アイデアを出すイメージとしては、商品名にちょっとした特徴とか背景を加える感じですね。
あなたの商品は、15秒で紹介するとしたら、どう説明できますか?
質問2「あなたの商品を頭を下げてでも売って欲しいと言ってくれる人は?」
次の質問は「あなたの商品を頭を下げてでも売って欲しいと言ってくれる人は?」です。
上記の15秒の紹介をしたときに、果たして誰が「この商品を売ってほしい!」と頭を下げてでもお願いしてくるでしょうか。
この質問こそが、ターゲットアイデアを出す重要な質問です。
しかし、この質問には正解がなく、あなた自身が想像してみるしかありません。
ちなみに、ぼくの商品は
「Webライター2年目のテツヤが、計10冊以上の専門書の読破と、クライアントに怒られながらも学んできたWebライターで時給3,000円になる方法」
でしたね。
そこから、「どんな人が自分の商品を買いにくるだろう」と考えます…
すると、
- Webライター1年目の初心者だが少しでも早く月10万円以上稼ぎたい人
- Webライター3年目になるけどいまだに時給1,000円くらいしか達していない人
といったイメージ像が思い浮かびます。
このように、思いつくイメージ像があれば、いくつでも書き出してみましょう。
その中から、「これがターゲットとしては考えやすそうだな」というアイデアを決めます。
ターゲットのイメージ像が思い浮かべば、次は商品のターゲットに合わせた発信をしていきます。
STEP2.商品のターゲットに合った発信をする
ターゲットを決めたら、あとは簡単。
あなたがやることは、商品のターゲットに合った発信をするだけです。
つまり、ここからやっと集客のためのブログ記事の作成を進めていくわけですね。
ターゲットに合った発信をすれば、自ずとアクセスやフォロワーは増えていきます。
ターゲットに合った発信のコツ
ターゲットに合った発信は、結論からいうと、自分で考え抜くしかありません。
ここは、あなたの頭と想像力をフルに使って、考え抜くステップです。
「自分のターゲットは、どんな発信に興味があるのだろう」と考えてみましょう。
そして、考えたことを、そのままアウトプットしていきます。
例えば、ぼくの場合は前のブログで
「Webライター歴1年未満で、月5万円くらいは稼げるようになったけど、それ以上なかなか収益が増えない人」
というターゲットを決めていました。
ぼくは、上記のようなターゲットに刺さる発信を自分で考えなければなりません。
例えば、
- 案件が取りやすくなる営業メッセージの書き方
- Webライター初心者がミスしやすいメッセージのやり取り
などは、上記のターゲットに刺さりそうです。
反対に
- 大手企業から100万円超えの案件を獲る方法
- フリーランスになるために注意すべきこと
といったテーマは「ハードルが高いな」とか「まだ自分には先の話だな」と思われて発信を見てもらえないかもしれません。
ぼくたちの最終目的は、「商品を売ること」です。
そのため、その商品のターゲットに合わない発信をして、商品に興味がない層を集めても意味がないので注意してください。
あくまで意識すべきことは商品のターゲットに合った発信をすることです。
【すぐに稼ぐコツ】発信はできるだけ狭さを意識して!
今回の教材で特に伝えたいメッセージがあります。
それは、発信はできるだけ狭さを意識する、ということ。
狭さ、とは細かさとも言えます。
例えば、あなたがコーヒーブログをやるとして、下記の発信はいわゆる「広い発信」です。
- おすすめのコーヒー豆
- コーヒー豆の相場
- コーヒー豆の選び方
いわゆる、コーヒーと聞いて誰もが思いつく疑問で、定番の話題って感じです。
一方で、ぼくがおすすめしている狭い発信というのは下記のようなこと。
- 浅煎りにするとおいしい南米のスペシャルティコーヒー紹介
- コマンダンテのC40を1ヵ月使ってみた感想
- ブラジルの農園から生豆を取り寄せる方法
これらの話題は、決して広い発信とはいえませんよね。
コーヒー好きの中でも一部の人にしか刺さらなさそうです。
しかし、初心者がコンテンツ販売で稼ぎたいなら、実はこの「狭い発信」を意識することが大切なんです。
狭い発信をするメリット
狭い発信をすると、下記の2つのメリットが得られます
- 大手やベテランと戦わなくて済む
- 深い悩みを持っている人に刺さりやすくなる
どういうことか説明します。
大手やベテランと戦わなくて済む
狭い発信をする最大のメリットは、大手やベテランと戦わなくて済む点です。
例えば、先ほどのコーヒーを例にした場合、あなたがブログで「美味しいコーヒー豆の選び方」という記事を書いてもGoogleで上位表示される可能性は低くなります。
なぜなら、美味しいコーヒー豆の選び方という記事は誰もが思いつく定番の話題なので、大手企業やベテランブロガーも同じ話題を扱っているからです。
つまり、あなたは「美味しいコーヒー豆の選び方」というテーマを使って、大手やベテランブロガーと戦う必要があります。
ハッキリ言って、初心者が勝てるような戦いではありません。
一方で、狭い話題である「コマンダンテのC40を1ヵ月使ってみた感想」といった記事を書いたらどうでしょうか。
もしかすると、何人かのブロガーは同じような記事を書いているかもしれませんが、テーマがニッチなのでライバルはグッと減ります。
結果的に、Googleで上位表示しやすくなり、見てもらえるチャンスがグッと上がるのです。
深い悩みを持っている人に刺さりやすくなる
狭い発信をすると、深い悩みを持っている人に刺さりやすくなり、結果的に売上につながりやすくなります。
例えば、広い話題の「美味しいコーヒー豆の選び方」は、探そうと思えば本でもネットでも、どこにでもあるような情報ですよね。
そのため、あなたが記事を書いて読者がその記事を読んでも、特にあなたに印象を持つことは有りません。
しかし、「コマンダンテのC40を1ヵ月使ってみた感想」という記事を書いたらどうでしょうか。
正直、そこらへんの雑誌には載ってなさそうだし、ネットで探しても多くの情報は見つからなさそうです。
だからこそ、そういった記事を探している読者からすると、「この人は良い記事を書くな!」と思ってもらえるわけです。
結果的に、あなたは読者に強い印象を与えることができるし、信頼度・親近感も上がるようになります。
すると、記事内で商品を紹介しても「この人の商品なら買う価値あるかも」と思ってもらいやすくなり、売上につながるのです。
集客のポイントはターゲットに合っている×狭い発信
ということで、あなたがこれから集客をするなら「ターゲットに合っていて、かつ狭い話題を発信する」ようにしましょう。
そして、この「ターゲットに合った発信×狭い発信」は、あなたがとにかく考え抜くしかありません。
「自分の商品はどんな発信が刺さるのか」と頭から湯気が出るくらい考え抜きましょう。
とにかく発信してみよう!
とはいえ、初心者のうちから大正解の発信をすることは困難です。
いろんな記事を書いて、アクセス数や商品購入の反応を見ながら改善を繰り返していくのが初心者の成功法則です。
とにかく「いいかも」と思った記事をどんどん量産していけば、「この記事は反応がいいな」とか「この情報は書いていて楽しいな」とか分かってきます。
そうやって「発信 ⇒ 分析 ⇒ 改善」を繰り返すことがなによりも大切です。
何回も言っていますが、最初は60点でもいいので、どんどん行動を重ねていきましょう。
STEP3.記事の間に商品を紹介する
発信を考えて記事作成をしたら、あとは記事の中に商品を紹介していくだけで、商品は売れるようになります。
例えば、あなたの商品が「美味しいコーヒーの淹れ方」だとします。
そして、作った記事が「コマンダンテのC40を1ヵ月使ってみた感想」だとしましょう。
ちなみにコマンダンテのC40とは、コーヒー豆を挽くミルのことです。
商品の紹介は、記事の途中や最後に、下記のような宣伝メッセージを一言いれるだけです。👇
ちなみに、現在ぼくはコーヒー好き歴3年の中で編み出した「本当に美味しいコーヒーの淹れ方」を公開しています。
詳しくはこちらからどうぞ⇒(noteのリンク)
各記事に、上記のような文言を入れるだけで、読者は気になるはずです。
商品のターゲットに合わせた発信をしていて、かつ狭い話題で集客もうまくやれていれば、全員とはいわずとも10人に1人はあなたのnoteをチェックしてくれるでしょう。
そして「商品の作り方」でも解説したように、無料部分をしっかり書いておけば購入までアクションしてもらえます。
ツイッターやインスタグラムでも同じ
ちなみに、この商品の宣伝方法は、ツイッターやインスタグラムでも同じです。
ツイートやインスタの投稿で「ターゲットに合っている×狭い話題」を発信していくことで、フォロワーを増やしていきます。
フォロワーが増えてきたら、1日に1回でも、3日に1回でも、ツイートやストーリーで商品の宣伝の投稿をすればいいだけです。
文章は先ほどの例と同じようでいいでしょう。
ちなみに、ツイッターだと固定ツイートやプロフィールにnoteのリンクを貼れますよね。
インスタグラムだと、プロフィールにnoteのリンクを貼れます。
あなたのプロフィールを見た人が、ついでに商品の案内も見れるように工夫しておくと、成約率はもう少し上がるはずです。
まずは10記事、書いてみて!
ということで、まずはターゲットに合った記事を、10記事書いてみてください!
繰り返しになりますが、初心者ほど狭い発信が大切です。
狭い話題のほうが、Googleで上位表示しやすくなるし、読者にも刺さりやすくなります。
ポイント
今日からさっそく行動!
1日1記事くらいを目標にあなたのターゲットに合った記事を10記事書いてみよう!
月1万円を達成するために必要な記事数は?
ブログ運営で最も大切なのは集客です。
どれだけ良い商品を作っても、アクセスがなくて宣伝できなければ無いのと一緒ですからね。
では、ブログ運営ではどれくらいの記事数があれば、月1万円を達成できるでしょうか。
正直、これはブログジャンルや記事内容にもよるので、断定はできません。
しかし一般的には30記事ほど書けば月1万円は達成できるイメージです。
30記事と聞くと大変と感じるかもですが、1日1記事なら1ヵ月で達成可能。
2日に1記事でも2ヵ月あれば達成できます。
1度でも稼げるようになればそれは不労所得になるので、あとは継続していくだけでどんどん収入は増えていきます。
ちなみに最初のころは「これならバイトしたほうが稼げるじゃん!」と思うかもしれません。
しかし、副業バイトの場合は、お金を得るためにずっ~と労働が必要だし、働かなくなったらお金は入りません、
一方で、ブログ運営は最初は大変ですが、1度でも収益が安定すれば寝ていてもお金が入るようになります。
最初の時期こそ踏ん張り時!
数ヶ月後の自分の姿を想像して、ワクワクしながらバンバン記事を書いていきましょう!
最後に行動の大切さを知る
これにて「集客をする(月1万円編)」は以上です。
ここまでを行動に移すと、意外とサクッと月1万円は達成できます。
そして繰り返しになりますが、ノウハウを学んでも、行動しなければ意味がありません。
「月1万円編」では、最後に「行動の大切さ」について説明しています。
「月1万円編」の締めとして、ぜひチェックしておいてください。